
AI動画が思いどおりにならないと、プロンプトへ言葉を足したくなります。
「もっと激しく」「迫力のある動き」「映画のようなカメラワーク」などを追加して、何度も生成する方法です。
私も最初は同じ方法を試しました。しかし、約3分のフルMVを制作する中で、言葉を増やしても同じ失敗を繰り返す場面がありました。
現在は、一つの場面を3回生成してもうまくいかなければ、プロンプトだけでなく、絵コンテや見せ方を変更しています。
同じ失敗が続く理由
動画が失敗する原因は、指示文が短いからとは限りません。元の場面に、5秒では表現しにくい動作を入れている場合があります。
たとえば、次の内容を5秒へ詰め込むと、動作の優先順位が曖昧になります。
- 人物が走ってくる
- 槍を受け取る
- 敵へ振り返る
- カメラが一周する
- 表情が変わる
「もっと迫力を出す」と追加しても、どの動きを大きくするのかは決まりません。
一つの動画に一つの見せ場
改善しやすかったのは、動作を分ける方法でした。
- カット1:人物が槍を受け取る
- カット2:手元を大きく見せる
- カット3:顔へカメラが近づき、表情が変わる
一つの生成に一つの見せ場だけを入れると、AIが何を動かすべきか分かりやすくなります。失敗したときも原因を判断しやすくなります。
迫力がないときはカメラを変える
動きが小さい場合、人物の動作だけを大きくしようとしてもうまくいかないことがあります。そのときは、次の変更を試します。
- 全身ではなく上半身を映す
- カメラを人物へ近づける
- 手や武器を画面の手前へ置く
- 横からではなく斜め前から見せる
- 背景の移動を減らす
同じ動きでも、画面の中で人物が大きく見えると、迫力を出しやすくなります。
人物が変わるときは文章より画像
同じキャラクターのはずなのに、次のカットで別人になることがあります。顔の特徴を文章で長く説明するだけでは、安定しない場合があります。
私は正面、横、後ろ姿をまとめたターンアラウンド画像を、絵コンテ作成と動画生成の両方で使っています。完全な一致は保証できませんが、参考画像がない状態より人物の方向を伝えやすくなります。
3回ルールでクレジットを止める
同じ場面へ何回まで使うかを決めていないと、「次こそ成功するかもしれない」と生成を続けてしまいます。私の目安は次のとおりです。
- 1回目:構図と動きを確認する
- 2回目:問題を一つだけ直す
- 3回目:採用できなければ演出を変更する
3回目の後は、形容詞を追加するのではなく、動作、カメラ、時間、参考画像のどれかを変えます。Seedance 2.5のように一回の消費クレジットが大きいモデルほど、このルールが役立ちます。
CapCutで直せる失敗と直せない失敗
生成動画の問題すべてを作り直す必要はありません。
CapCutで直しやすい問題:
- 最初や最後に不自然な動きがある
- 曲のタイミングより少し長い
- 一部分だけ速度を変えたい
再生成や絵コンテ変更が必要になりやすい問題:
- 人物が別人になっている
- 腕や小道具の位置が矛盾する
- 見せたい動作そのものが小さい
- カメラの向きが目的と違う
編集で直す問題と、生成から直す問題を分けると、クレジットと時間を無駄にしにくくなります。
まとめ
AI動画が失敗したとき、プロンプトを長くすれば必ず改善するわけではありません。
3回試しても同じ問題が出るなら、次を見直します。
- 一つの動画に動作を入れすぎていないか
- カメラが人物から遠すぎないか
- 参考画像で人物を伝えているか
- 5秒で表現できる場面か
- 編集で直す問題か、生成から直す問題か
プロンプトを書く前に、AIが動かしやすい場面へ作り直す。この考え方に変えてから、似た失敗へクレジットを使い続ける回数を減らせました。
Seedance 2.5の機能、クレジット、CapCut連携については、Seedance 2.5はCapCutで使える?初心者向け解説でまとめています。
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